散骨をするために遺骨を粉状にする作業の流れ

日本では、刑法や墓地埋葬法の規定により、亡くなった人の遺骨はそのままの状態で散骨することはできませんが、遺骨とわからない状態にしてから適切な場所に散骨することは、節度を持って行われることが条件となるものの、罪に問われることはありません。
そこで、生前に散骨を望んでいた死亡者の遺族の多くは、専門業者に依頼して遺骨を粉状にしてもらった上で散骨を実施しています。



粉骨作業の一般的な流れについて述べると、まず最初に遺骨を乾燥させます。

これは骨に湿気があると、その後の工程が上手く進まないためで、お墓に長年納めていた遺骨を粉状にする場合は特に念入りに行われます。
十分に乾燥したら、異物が混ざっていないかなどを確認し、遺骨とそれ以外のものに分けます。


遺骨以外のものは、持ち帰るか、業者で処分してもらうかを選ぶことができますが、大事に保管しておくこと以外に使い道が無いことが殆どなので、特別な理由が無ければ処分してもらうと良いです。また、分別作業と並行して、遺骨の中に炭化しているものが無いかどうかも調べられ、見つかった場合はそれを磨いて可能な限り白くしていきます。



分別作業が終了したら、手作業もしくは粉骨機で遺骨を2ミリ前後の大きさの粉状にしていきます。
出来上がった遺灰は、除菌、消臭、カビの繁殖の抑制などを行うために紫外線殺菌灯の中に入れられ、最後に真空パックをして作業が完了となります。

依頼者は、遺灰を受け取る際に料金を支払います。